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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第11章 早乙女会長のお嬢様



「遠藤も早乙女筋だとバレれば、私と同じように余計なのが舞い込んでくる可能性がある、そうならない為にも、早乙女本家‥つまり美紀と交流があると見せ掛けた方が良い…
後の憶測は、周りが勝手に付けるものだ」


「私と遠藤さんが、多少でも付き合いがあると?」


「そう…
別に全てが嘘でも無い…
元々遠藤は早乙女邸住み、美紀と面識があっても全くおかしくは無い‥違うかい??」


「それは‥そうだけど……」


他の誰かを付けられるくらいなら、遠藤さんの方が良いよ…
やっぱりよく知っているし、見知ってる以上に遠藤さんは、ぁたしに取って近い存在。


それに‥遠藤さんなら大丈夫だと思う…
近寄られても、多少触れられても怖くは無いから。



「おや?
お気に召さないかな??」


「そんな事は無いよ…
ただ話が早過ぎて、心の整理が付かないと言うか‥‥‥でも、出るとこ出たらちゃんとする‥うん、そこは大丈夫Little Witchで随分鍛えられたし」


オリバーさんじゃ無いけど、着飾って大人しくしていれば良いだけの話…
それだったら魔女外交より遥かに楽、そう思えるようになったんだねぁたしも……



「・・今の美紀なら、そつなくこなすのだろうね…
愛称のLittle Witchの話は間々聞こえては来ている‥まだ年若いのに、どんな相手でも決して怯む事が無い小さな魔女だと……」


「・・そういう風に噂されているんだ私…
ただ、必死なだけなのにな?」


紀永もそう思っているの??



「それは私からは何も言えない…
やはり似るらしいが感想かな??」


「・・・
やっぱり・・」


そりゃ、お手本が紀永だもん、紀永だけには言われたく無いよ?


でも、やっぱり紀永に似て来たのかな?
紀永と言うより、早乙女会長に??



「少しは紀永に似たかな??」


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