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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第11章 早乙女会長のお嬢様
「似た部分もあれば違う部分もある…
専門プログラムが違うのと同じ事、私と美紀‥同じように見えて違う、私は外交は殆ど無いよ」
「逆に私は外交ばっかりで、政治経済系が多い…
Witch of the fingertipの方は、蹴って蹴って蹴り捲っているもの」
「くすっ…
だから、そんな噂が付いたのかもね」
「かなり事前に却下してくれてるよ?
ただ、急なのは対応仕切れない時もあるけど‥ドバイ支社の時は急な方、朝一いきなりで、断る暇が無かったから仕方無く……」
「・・あれか…
ドバイ支社はネットバンクオンリー、代表も変わり今は安定している」
「やっぱりそうなったんだ」
「これは仕方無い事、勝手な渡米とホワイトハウスとの繋ぎ…
放置しておくには少々危険だった為の措置であって他意は無い」
独断専行だから、そうなるのは仕方無い、それが会社だもん…
ぁたしだって危なさを感じたからこそ、紀永に連絡を取った。
「・・そうだよね……」
緊張感から始まった、このドライブ? 結局は紀永との話が止まる事無く屋敷まで辿り着く事になっちゃった。
「お帰りなさいませ…
会長、美紀様、急ぎ支度を、美紀様の私室の方にも着替えを用意していますので……」
屋敷に入った途端、遠藤さんの緊迫感の籠もった話し方…
これは本当に時間が押しているらしい。
そういう遠藤さんも、何時もとは違うスーツ姿…
ブランドスーツを難なく着こなしているよ。
って、考える前に行動!
慌てて久しぶりのぁたしの私室に入って見たら、ベッドにドレス風のスーツ一式が置いてある。
「こういうのって、着こなし難しいのに…」
なんて愚痴をこぼしている暇も無さそう…
軽くシャワーを使ってから、揃えられた物に着替えを始めた。
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