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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第3章 海外留学
少し戸口で待っていたら、教授本人が出て来てくれた。
「時間通りだ」
「はい…
それで、お約束の方は?」
「ああ…
出来上がっている、入りなさい」
「・・失礼します」
中には教授と数人の学生さん、休み期間でも教授の研究の手伝い…
それが個人評価になるから。
「話の通りだが、東大入試の結果も付けておいた」
「結果‥ですか??」
普通結果なんて分からない。
「結論から言えば最上位、要するに入試はトップ通過‥これで手放さなければならないのが、少々惜しいくらいだ」
「トップ・・・」
そんな高得点だったとは…
ぁたしだって知らなかったよ、普通知らないんだけど。
「本当に可能性があるかも知れない…
後は努力しだいだ」
「はい、ありかとうございます」
「もう1つは、4月に入ってから此方で出しておく、良いんだな??」
「・・・はい・・・」
休学手続き…
ぁたしはMITを落ちる気なんて無い、だけど一応の予備策と言われ、手続きだけ取る事にした。
「本当に1年、ありかとうございました」
「いや…
他ならぬ、あの人の頼みだ、断る訳にもいかないだろう」
「・・まあ・・・」
流石、早乙女の名は偉大、東大教授を1年借りちゃったんだから。
そう‥これが終わったら、ぁたしは正式に早乙女の方に籍を移す。
紀永は気楽に言ってるけど、ぁたし的には少し怖い‥簡単には説明して貰ったよ、でも早乙女家って血筋が沢山で、かなりの人数が居るらしい。
その中で、本当に実力を持っているのは数人だとも、そんな場所で上手くやっていけるのかな‥ぁたし??
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