この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第11章 早乙女会長のお嬢様
「そういえば、要人でも口では勝てないLittle Witchだったか…」
「・・・えっ!?」
どうして朔夜叔父様が!?
思わず振り返って、ソファーに座ったままの会長を見てしまう。
「少々都合があって、社長には全て話してある…
後見人に社長を選んだのも、この事があった為‥‥心配は無い、社長は全面的に美紀の見方をするだろう、これで意外に身内には甘い」
「一番甘やかしたのが、今や俺より上に居るんだかな?」
「まあ‥昔は……」
そう、この2人本当に叔父甥の関係、子供の頃から知っていたって、ちっともおかしくは無い…
でも、甘やかしたって……
「こっちがこんなだから、遠‥伊織の奴をと思ったら、あっちも逃げたしな全く……」
「・・・
社長のところには子供が居なくてね、甥だろうが何だろうが、とにかく身内は可愛がるんだ…
突っぱねるのなら、今の内かな??」
「突っぱねる・・・」
思わずキョトンと朔夜叔父様も眺めて…
朔夜叔父様もバツが悪そうに、ぁたしを見ているし……
これ‥本当に先手を取った方が良いのかも・・
「知っているのであれば、Little Witchとして対応しますわ、朔夜叔父様?」
「そういう反撃か!?」
「くすっ…
いくらでも……
止められないのであれば、どこまででも反撃します‥‥私に勝てるかしら?」
「なるほど…
親子揃って裏表が激しい性格か、参ったな俺の方が分が悪い‥‥と言うより、そろそろ止めろ紀永!」
「・・だそうだ…
叔父もLittle Witch相手は白旗のようだよ?」
分かっていて止めなかった訳ね、そして朔夜叔父様は会長の裏の顔も知っている‥だから信用出来るそう言いたいのかな?
・