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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第11章 早乙女会長のお嬢様



「本気!?」


「かなり本気‥‥かな・・・」


「・・・・・」


どうしてもという美紀の目が痛いが、私としては好奇心と欲に勝つ事は無理そうだ…
久しぶりの美紀の姿に、余計にそう思うのかも知れないが……



「そうだね…
私としては下着1枚が良い、大きな胸が栄えるだろう?」


「・・・紀永・・・」


「どの道着替えないと眠れないのだし、諦めなさい‥‥美紀?」


「・・どうしても?」


「くすっ…
美紀のセクシーな姿が見たいね……」


「・・・・・」


耳元で囁いたら、漸く美紀も観念したよう…
ともかくシャワーに着替えと、私の方も別室に‥いい加減髪を下ろしても大丈夫だろう。






シャワーから出て、流石に私も今日はTシャツにジーンズとはいかず、紺とも深い紫とも付かないシルクのパジャマ姿。


普段が普段だけに、やはり私の方も慣れない…
普段はジーンズだけを脱いで、そのまま寝てしまう事が多いのが原因だが。



「・・・・・」


美紀の方はまだのようだ、その間に備え付けのバーカウンターから適当に軽めの酒をチョイス…
私と言うより美紀の為、多分まだ時差ボケだろうから。



先ほどのソファーに座り待つ事10分くらいか?
漸く美紀が少しだけ顔を出した・・・



「良かったー
上に羽織る物があった」


「おや?」


ネグリジェはネグリジェだが、その上にシルクの布を1枚羽織っている、一応用意してあった訳だ。



「幾ら何でもあのままは・・・」


「・・ぷっ…
後で脱がすから良いよ」


「・・・・・」


くすっ…
真っ赤になっている…
こういうところは、相変わらず出逢った頃から変わらない‥‥それが美紀の美徳。


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