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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第13章 窮地と救援





「・・・・・・・」


ここ‥‥‥どこ‥‥?


身体がだるいし、頭がボーっとする…


どこか‥の個室だと思う…
だけど、どこなんて分からない‥‥ぁたしは壁に背を付けて、豪華な絨毯の上に座らされているみたい。


ただ‥‥誰か居るのだけは分かる・・・






「お嬢様は漸くお目覚めか……」


「意識が無いんじゃつまらんからな…
とは言っても薬が効き過ぎたか?
まだ意識半分だぞ??」


「それは大丈夫だろう、ちゃんと反応はする‥そういうドラッグだと聞いた、入手するのに相当苦労したけどな」


俺達3人は早乙女外戚で、子供の頃からの悪友…
外戚って名だけで、一生早乙女本筋なんかとは縁が無い‥そんな家系。


はっきり言って普通の方が良かった…
早乙女と僅かに繋がりがあるだけで、周りは何かあるんじゃないかと勘違いする。


クラスター社にも入社出来ず中途半端な俺達…
社会に出てからの、俺達を見る一般の目は冷ややか‥外戚のくせに‥‥何時もそういう目に晒されて生きて来た。


そんな時に知った、本家‥会長のお嬢様の御披露目パーティー…
俺達みたいのが、のし上がれる最後のチャンス、お嬢様を孕まして既成事実の元、堂々と婿に収まれば良い。


そう思い、この計画を悪友2人と共に練った。



計画自体は簡単だが、ドラッグを入手する事に少々苦労…
殆ど出回っていない特殊な薬、貿易関係から漸く1回分だけ手に入れた、この日の為だけに……


人の感覚を何倍も敏感にする代物、これからヤるんだ、お嬢様だって気持ち良い方が好みだろうよ。



「始めるか…
悪く思うなよお嬢様、早乙女本家なんかに産まれた、あんたが悪い」


本家唯一の後継者、それも女性‥どうせ男のものになるんだ、外戚の俺達だって構わないだろう。


3人‥孕ました方が勝ち、餓鬼なんてDNA鑑定でもすれば、誰が父親かなんて直ぐ分かる。


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