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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第13章 窮地と救援



「・・・
くっ‥‥海外のドラッグ…
お嬢様は心地良い夢の中だろうさ」


「海外・・・」


国内で違法に取り引きされている麻薬ならいざ知らず、海外の麻薬‥成分が全く分からない。





「居たか!?」


「こちらですかっ!」


途中で合流したのだろう、叔父と伊織が一緒にVIPルームに入って来た。



「此奴らか…
全く、早乙女の名の名折れだな、見た事も無い顔だから外戚中の外戚か」


「そのようだ…
それと伊織、連中の中に注射器を持っているのが居る筈、後で成分を調べる為にも確保しておきたい」


「分かりました」


伊織に注射器を探させている間に、叔父はポケットから何かを取り出し、まだ半分倒れている3人の腕を後ろに回して縛っているのか??



「捜索中に見付けてな…
ただの結束バンドだが、今は性能が良い‥一度固定したら、なかなか外れん」


「・・・
流石技術屋……」


叔父はソフトよりハード面の方が得意…
要するにエンジニア、技術屋タイプだ。



「ありました…」


伊織の方も注射器を発見したよう…
さて、この始末どうするべきか・・・



「伊織…
パーティーに、私の主治医も来ている」


「さり気なく呼んで来ます」


「叔父、これ連れて行きますか?
とりあえず、葉山が居るサブルームにでも…」


「ああそうだな…
じっくりと話を聞こうじゃないか……
お前は嬢ちゃんを連れて部屋に戻るんだな?」


「ああ…
どうやら美紀に使われたのは、外国製の麻薬らしい…
医者が来てから、今後の対策を取らざる負えない」


「そうか…
なら、色々吐いて貰う事が出来たな」


はっきり言って、叔父は私以上に容赦は無い…
昔取ったなんとやら‥‥それこそ木の棒でも1つ渡しておくか??


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