この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第13章 窮地と救援



木の棒はともかく、私達3人もそれぞれ分かれて行動…
叔父が首謀者3人を歩かせるのに、何度か拳骨を振り上げたのは、一応見ないフリをしておく……


美紀の方は、歩くのが困難そうだったので、私が抱き上げて移動…
ロイヤルスイートの主寝室に寝かせ、後は私の主治医を待つしか無い。



(・・毎回毎回美紀ばかり・・・)


吉田春夫と言い、クロエ・アンダーソンと言い、今回と言い…
何故美紀ばかりが、こんな目に合う??


安全には十分に留意した筈なのに、結果はこれだ。



「・・・
原因は‥私の方にアリなのかも知れない・・・」


美紀を寝かせたベッドの隣の椅子に座り、今回‥いや、その前からの原因を考えてしまう・・・


全ての出来事に私が関わっている…


吉田春夫の時は、気付けなかった親子関係


クロエ・アンダーソンの時は、私が余計な横槍を入れたから


そして今回、私の判断ミスで美紀を傷付けた…
多少騒ぎを起こしても良いから、遠ざけるべきだったのに、好きにさせていた私が悪い。



「全て‥‥私のせい・・・」


私は美紀の負担にしかならないのか?


米国ではトラブルも何も無くやっている美紀、何かある時必ず私が関わる、そんなつもりは一切無い、だが突き付けられる現実は‥‥辛い。



"・・ふわり・・"



「・・・っ!!」


美紀の手が私の頬に!?



「・・だいじょう‥ぶ‥‥紀永の‥‥せいじゃ‥ないから・・・」


「・・・・・美紀」


聞こえていたのか…
そして辛い身体を押してまで私を安心させようと・・・



「すまない…
私の配慮が足りなかったばかりに……」


「うんん……
1人に‥なった‥‥私も‥悪い‥から・・・」


弱々しく笑う美紀…
このまま抱き締めてしまいたいが、今はそうはいかない。


/466ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ