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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第13章 窮地と救援
チラリと遠藤を見てから、寝室の扉を叩き中へと入って行った。
「宜しいのですか会長??」
「何度も言うが構わん、向こうもそれが目的で来たのだろう…
止める権利は無い、彼の行動が早くなければ、もっと大変な事になっていた」
「・・・・・」
「しかし‥どういう手を使ったのか…
相変わらず不思議な男だ」
遠藤にコーヒーをと言って、私は待つ為にソファーに座る…
まさか本気で眠ってしまうとは‥‥美紀の温もりに適うものは無しと言ったところ。
(さて‥あの男は何を思っているのか……)
腹の内を読みにくいタイプ、多分職業柄だとは思う。
出されたコーヒーに手を付けて、この際だから考えながら、じっくり待つ事にした・・・・・
"コンコン"
「・・・どうぞ・・・」
声を掛けたら、空軍の軍服‥それも礼服を着た米兵が1人入って来た。
「・・・
美紀さん、大丈夫か!?」
「・・・・・えっ!?」
今の声って・・・
距離が近付く…
間接照明だけのこの部屋で、漸く米兵の‥相手の顔が見えた・・
「・・・・・えぇぇ--!?!?」
「・・そこまで驚かなくても・・・」
「だって米国に居た筈じゃない・・・・・オリバーさん!!」
そう、軍服なんて着てるけど、ぁたしの前に現れたのはオリバーさん…
でもどうして、どうやって!?
「そこは俺だし?
ちょっと戦闘機1機出して貰った」
「そんな簡単な・・・」
「それもステルス戦闘機…
いやぁ早い早い、米国から日本?数時間で着いちまった」
「・・・・・」
相変わらずのオリバーさんの行動力…
流石にぁたしも、これは予想していなかったよ。
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