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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第13章 窮地と救援



んな、あっさりと・・


それに大統領補佐官って、ホワイトハウスでも5本の指に入る実力者で、名前の通り大統領に近い人物。


そんな偉いのが、オリバーさんの上司…
思いっ切りエリートじゃないの!!



「あれ?
俺また不味い事でも言った??」


「・・開いた口が塞がらないだけ?
ハリスさんが少しだけ言ってたけど、どんだけエリートよ・・・」


「あ-…
部下50人以上は居るくらい?
とは言っても、俺単独行動多いから意味無いけど……」


「そんな人が、なんで私に付いているんだか…」


「此処まで来たら、腐れ縁だと思うけどなぁ…
はい、これも……」


腐れ縁‥それはちょっと言い方悪く無い?


それにまた別の薬だし…



「必要‥じゃないかと思ったんだが…
このドラッグのせいで、米国で渡したあの薬、効果が切れている可能性がある」


「あっ・・・」


外に聞こえ無いように、ベッドに寄って薬の説明…



「これも試作品だが、実用寸前の物…
前に渡したやつのように、長く飲むタイプじゃ無くて、目的の数時間前に飲めば効く‥‥それに持続性も長く1回飲めば2日は大丈夫」


「確率は??」


「ほぼ100%というデータ…
さっきのと合わせて、これが説明書」


「・・とりあえず動けないから、枕の下にでも隠してます・・・」


最近のオリバーさんは、口は悪いけど色々と気を使ってくれる…
日本に来たのも、わざわざこれを渡す為??



「オリバーさん…」


「なんだぁ??」


「・・ありがとう」


「・・・
お‥‥おう・・・」


あれ?
なんか照れてるみたいだけど、どうしたの??



「あまり‥心配させないでくれ…
ドラッグの説明を聞いて、本気で焦った俺……」


「どうして?」


「強過ぎるんだ、普通即死でもおかしく無いくらい…
良く大丈夫だったと‥本気で美紀さんの事心配した」


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