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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第13章 窮地と救援
チラリと叔父を見るが、叔父も知らぬ顔、こういう時の叔父はかなりしたたか、そう簡単に顔色1つ変えない。
いわゆる体育会系…
若い頃はかなり悪かったとか・・・
「連れて行く前に…
何故あのドラッグに手を出した?
お前ら全員か?それとも、この中の1人か??」
しゃがみ込んだと思ったら手を腰に、取り出したのは拳銃・・
「先に言った方が身の為‥‥後は‥分かるよな?」
3人中1人に目が集まる…
なるほど連中も人の子、自分が生き残りたく裏切りるつもりと見た・・・・・
「なるほどなぁ…
仲間割れ‥良い仲間だ」
所詮人間なんてこんなもの、死に関わると自分の身が可愛い‥まっ、自然の節理だな。
銃口をドラッグを手に入れたであろう、真ん中の男に向ける・・
「ああ!
忘れてた、此処は客船の中だった」
腰に付けている、もう1つのホルダーから、サイレンサーを取り出し拳銃に付ける。
「先ずは‥‥
やられた分の仕返し‥」
多少にこやかに笑い、引き金を引く……
「う"ああぁ---!」
「あ-
周りに響くだろ?」
ポケットからハンカチを取り出し、男の口に突っ込む。
「撃ったのは肩だと言うのに…
日本人は我慢って言葉が無い、これじゃ後が大変だ‥‥俺は知らんが……」
はっきり言って、俺は男の心臓を狙ってた…
だが、ギリギリ堪えて肩を撃った、大事な情報源‥殺す訳にもいかない。
俺的には殺したい程に怒ってる、そう見えなくても怒りは沸々と湧いて来るんだ。
美紀さんに手を出したんだ、死んで償えってやつ…
それくらい此奴らは俺の怒りを呼んだ。
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