この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第14章 過去との再開
少し考えて、確実に屋敷に居る葉山さんを選択…
時間的に、まだ屋敷の2階で仕事中だとは思う。
執務室から、そこまで離れていない葉山さんの仕事部屋へ…
秘書という個人仕事の為、屋敷に居る秘書全員に1部屋づつ個室がある。
後、集合で仕事をする為の、中規模ホール‥通称秘書室、そして紀永の執務室と応接室が数部屋、最後にサーバー部屋が2階の主な全容。
"コンコン"
「はい・・・
・・どうかされましたか美紀様?」
部屋から出て来た葉山さんは、ぁたしを見て不思議顔…
そうだよね、殆ど来た事無いもの……
「葉山さん、紀‥‥会長と遠藤さんは??」
「会長は本社で会議になります…
少々遅くなるそうで、あまりにも遅くなるようでしたら、ホテルの方に泊まると申しておりました」
「・・そう‥
ありがとう葉山さん」
「いえ…
何かご用事でも?」
「うんん…
姿が見えないから、聞いてみただけだから大丈夫」
「左様ですか……」
そっか、今日は本社だったんだ…
紀永だって、たまには本社に行く‥そりゃ会長だもん。
(どうしよう…
この調子だと、明日は動けそうだから、少し出ようと思ったのに……)
紀永に断りを入れてから、外出しようと思ったけど、今日‥帰って来るのかな??
ホテル泊まり‥早乙女系の子会社にホテルだってある、確かそこの最上階を借り切っている‥本社に近いから。
此処、早乙女邸とクラスター本社は、車で1時間弱…
あまり遅くなったら、本社から車で20分くらいのホテルに泊まった方が楽なのは分かってる。
(明日‥外出前に会える?)
仕事に口を挟む気は無い、だって早乙女会長だもの、今のぁたしが口出し出来る訳ないでしょう?
幾らプライベートが一緒だからと言っても、仕事は別…
紀永の仕事に差し支える事はしたく無い。
・