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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第14章 過去との再開
MITの方は最低限にして、Witch of the fingertipの方は全てこっちに移す…
これがぁたしが出した結論。
だから、殆どの物はボストンのぁたしの端末に入っている。
紀永が帰国した後、遠藤さんの手配で新しい端末が来たよ、それも最初に用意して貰った物の数倍の容量を持つ最新型。
それで容量不足は解消し、殆どをペントハウスで出来るようになった訳。
それに合わせて、MITの研究室でやっていた縮小軽量化のデーターを、一部を除き削除し、今は複合化を少しだけやってる程度‥これも後で削除だけど……
この休日が終わって、米国に戻っても、卒業まで1ヶ月ちょっと…
もう論文もなにも発表する予定も無く、MITは完全に卒業待ち。
だから、ボストンのデーターを日本に移しても、なにも問題は無い。
「そう・・・」
米国から持って来た荷物の中に、メモリーが1つ入っている…
中身は紀永から預かった、あのプログラム‥卒業間近で漸く出来上がった。
「・・早く渡したかったんだけどな・・・」
Witch of the fingertip KIEIプログラムをベースとした、内部不正操作検知プログラム。
この1年間の成果を全てを詰め込んだ、ぁたし渾身の力作・・・なのにね。
「・・・
21時・・・」
帰って‥来ないかも…
紀永にしろ、朔夜叔父様にしろ、ぁたしの御披露目のせいで、丸2日近く仕事を開けているし…
そのしわ寄せが今日‥そうなんじゃないかとは思ってるよ、会社は毎日動いているんだから。
「あー
思い出した‥‥」
ぁたしも、人の事を言ってられない…
米国に戻ったら、仕事が山積み‥‥らしい、そうオリバーさんが言っていた。
「山積みって、どれくらい??」
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