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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第14章 過去との再開
何となく、何時も以上に量がありそうと思うのはぁたしだけ??
オリバーさんの口振りだと、絶対に不味い予感、1日で終わるのかなぁ?
「絶対何かありそ……」
これが後になって、大当たりするんだけど…
今は予感だけだよ?
「・・・・・」
パソコンディスクに顔を付けて、メモリーを手に持ってプラプラ・・
「・・・・・」
喜んでくれるかな?
それともダメ出し??
力作だけど、紀永に取ったらどうなんだろう‥そんな微妙な不安。
メモリーと、流れるモニター画面を見ながら、ぁたしはパソコンディスクに顔を付けたまま眠ってしまった‥‥らしい・・・・・
「・・・紀‥‥美紀・・・・・」
「・・・・・えっ?」
紀永の声??
目を開けて見れば、着替えもしてない紀永の姿。
「紀永‥‥??」
「そんなところで眠ってしまったら風邪を引くよ…
それとも、まだ体調が悪い?」
「うんん…
データー転送を待っていたら眠っちゃったみたい、身体は大丈夫だよ」
しゃがんで‥椅子に座っている、ぁたしの目線と同じ高さで話してくれる…
こういうのが紀永の優しさ・・
「・・・
葉山から連絡が来て、美紀が探していたと…
だから、少し遅くなったが、屋敷まで戻って来たのだが……」
「葉山さんが?
って、今何時??」
ふと、モニターの隅にある時計を見ると‥深夜1時…
こんなに遅いのに、帰って来てくれたんだ……
「流石に仕事が溜まってね、後会議もあったし…
それに、明日からの休みの為に、前倒しで仕事をしていたから」
「休み??」
「言ったよね、夏の海に行こうと…
その為に2日の休みを取った」
「本当に??」
ボストンの時に言っていたけど、こんな早く休みを取ってくれるとは思っていなかった…
ギリギリになるんじゃないかって……
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