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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第14章 過去との再開



「帰国そうそう忙しかったからね…
少しの休暇だよ」


「うん…
あっ、でも明日ちょっと外出しようかと思ってた……」


「外出??」


どうしよう…
せっかく紀永が無理して休みを取ってくれたのに……



「久しぶりに桜と会う約束してたの…
どうしようかな?
後にズラすか……」


2日紀永に付き合っても、残り2日ある…
桜を後回しに‥うーん、桜は今仕事をしてるから、上手く時間合うのか分からない。



「・・先に行っておいで…」


「でも……」


「彼女と会うのは、1日中という訳では無いのだろう?」


「多分数時間だと思う…
夕方近くから仕事らしいから、午前中に会おうと……」


「じゃ、それから向かえば良い事だよ…
美紀に取って、彼女は大切な親友だからね」


「うん・・・」


この早乙女邸に連れて来たくらい、桜はぁたしに取って大切な親友…
紀永もそれを良く分かってる。



「・・・って!
メール入れなきゃ!!」


遅くなったけど、ちゃんとメール返信しなきゃ!


10時で‥‥良いかな?


速攻でメールを作成して送信!


気付いてくれるかな桜?


前の桜だったら、この時間帯なら確実に気付いたけど、今の桜はぁたしでも分からない。


やっぱり、みんな変わる…
何時までも高校生じゃ無いんだし……



「??
美紀、それは?」


「・・・え??」


「メモリーだよね…」


「あっ・・・」


桜に返信が先と、デスクに置いたけど……



「やっと出来たから持って来た…
はいこれ……」


メモリーを紀永の手に…
約3年掛かって、やっと渡せたよ。



「もしかして‥あのプログラム?」


「うん、漸くかな…
見るのは後で良いよ、もう遅いし紀永も疲れてるよね?」


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