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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第14章 過去との再開
「そうじゃないと思うがね、美紀の方が先を行き過ぎているんだ…
既存のプログラムでは、美紀の作るプログラムに追い付けない、汎用性を重視して性能が落ちる‥‥そういう私も、それが嫌でこのプログラムを作った‥‥考える事は同じかな?」
「似てるよね紀永と…
どうせ組むなら妥協はしたくない」
「そうだね、その通りだ」
どちらとも無く笑顔…
何度も思ったけど、似ているのは嫌じゃない…
紀永に近付きたいぁたしは、紀永に似た考えの方が良い。
だって、こんな風に2人が合わさると、とんでもない事が出来るから。
「まさか‥遊びのつもりだったのが、此処まで本格的な物になるとは…」
「紀永が仕事では使わないって言っていたから、好きなだけ弄くり回したんだけど…」
「まあ‥使わないと言ったね…
だが、此処まで完璧だと、少々もったいないかな?」
「・・・
使うの??」
「まだ分からない…
今のところは、本当に必要は無いんだよ……
じっくり見るのは、後の楽しみにしようかね」
「ちょっと遅いもんね」
「ああ…
私も帰って来てそのままだし、流石に着替えたいかな?」
「だよね…
私も朝早そう……」
紀永がプログラムを見ている間に、桜から返事が来た。
『10時に校門前
時間厳守!』
だって、桜らしいなぁ…
こういうのは、桜は変わってないみたい、ぁたしもちょっとだけ肩の力が抜けるよ‥‥桜だから。
端末を処理して、メモリーは紀永の手に…
そのまま紀永はシャワーに着替え、勿論と言うかやっぱりぁたしは紀永の私室に入り込んで、一緒に眠ったのは言う間でもない・・・
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