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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第14章 過去との再開
「久しぶりー桜…
・・相変わらず、ちっちゃい……」
「ちっちゃい言うなぁー!!」
本当に‥このノリも懐かしいと思う…
今のぁたしじゃ、もう出来ない事だから。
「・・・
美紀??」
「ん‥ごめん……」
ちょっと長く抱き付いちゃったみたい…
戸惑ってるよ桜が……
「・・辛い事‥あった美紀?」
「そうじゃ無いよ…
ただ、私も大人になったんだなって……」
「米国留学だもんね美紀は…」
「・・・
畳とご飯が懐かしいってやつ…」
「どんだけだよそれ……」
「ぁははは・・・」
不安な心を見せないように、ワザと明るく振る舞って…
でも、素のままのぁたし、ずっとこういう風に話す事も無かった。
紀永との待ち合わせと、桜も午後から仕事と言う事で、ぁたし達が選んだのは、夜学に通ってた頃に行った喫茶店。
そう‥桜に何でも話すって言って、名前こそ出さなかったけど、紀永の事を話したあの場所。
「今回こそは全種類食べるぞぉー!」
「・・・マジか……」
思い出した桜の超甘党、ウェディングケーキでも1人で食べきりそうなくらい、甘い物には目がなかったんだった。
桜は片っ端から、ぁたしはチーズケーキとモンブランをチョイス…
あの頃に座った同じ場所に座り、運ばれて来たアイスコーヒーを一口・・
「飲めるようになったんだね…」
「へ??」
「アイスコーヒーだよ、あの頃飲めなかったじゃん」
「あ‥うん…
留学前には戻ったよ、やっぱりこう暑いとアイスコーヒーが一番だよね」
気付いていたんだ…
でも、気付かないふりをしていてくれた??
「私は留学だから良いけど、桜は今何やってるの?
家‥出たんでしょう??」
就職したのは知ってるけど、その後の話は聞いて無いし……
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