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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第14章 過去との再開
「合わせればかぁ…
美紀らしい考え」
「考えたのは私じゃなくて向こうだよ…
でも、今のままじゃ何年経っても追い付けない、経験値が違い過ぎるし、私にあそこまでの度胸は無いもん」
「確かに動揺しなさそうだよねー」
「多分・・・・・」
紀永のあのやり方を真似すれってのが無理に近い…
用意周到だし半分殴り込みだし‥それでいて確信犯じゃ、誰だって負けるよ。
それに、早乙女会長している時の紀永って動揺するのかな?
「・・・・・あっ」
「??
どしたの??」
「うんん‥なんでも……」
動揺は一度だけ…
あのキスの時、ぁたしの顔を見た‥その時に確かに紀永は動揺していた。
他からは分からなかったかも知れないけど、確かにあの時の紀永の瞳は動揺だったと思う。
公の場で、ああいう紀永は先ず見れない…
それだけ向こうも焦ったって事‥‥今頃気付くなんて、ぁたしもほとほと馬鹿だっ!
良く見ていれば分かった事なのに、ぁたしの方が動揺し過ぎて、その微妙な変化を見逃した‥それであの顛末・・・
桜に言われるまで、全く気付く事すら出来ないなんて……
「・・・
やっぱり桜だね」
「??
何?何?それ??」
「・・ぷっ‥秘密かなぁ」
行動力豊かで感が良い…
空回りも多いけど、肝心なところを突いて来るのが桜の性格。
うっかり忘れてたよ…
桜の野生の感……
「それにしても、桜それで何個目?」
「えっと‥6つ?
残り4つで制覇!」
「・・胸やけって言葉‥無いの??」
ぁたしまだチーズケーキ1つと、アイスコーヒー半分…
話に半分夢中になってたけど、その間に6つ食べていたなんて…
超甘党は底なし沼!?
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