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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第15章 憩いと1つの願い



「本格的に日本に帰国したら、機会は幾らでもあるよ」


「うん・・
ところで紀永、一体何処に向かってるの?」


はっきり言って一般道をひた走り…
南って言っていたけど、ぁたしは何処とは聞いて無い。



「フライト時間までまだあるから、少し寄り道…
その後に空港に行って、自家用ジェットで鹿児島の離島まで‥‥綺麗だよ青い海に白い砂浜が…」


「・・・・・」


南って鹿児島の事だったんだ、しかも自家用ジェット!?


そんな物まであったなんて…
早乙女‥ちょっと甘く見ていたかも……



「おや?
何か不満??」


「違うよ…
自家用ジェットまであったんだなって……」


「そっちか…
半分は仕事用で、屋敷から一番近い空港に委託している、米国とは違い個人敷地内に滑走路という訳にはいかないから」


「・・ヘリポートはあるでしょう…」


「あれも空港委託…
流石に屋敷にヘリを置いておくのは邪魔、とは言え緊急用で殆ど使っていないが……」


うーん…
紀永がヘリやジェット機を使う程の緊急事態ってあるのかな?
ぁたしは、そっちの方が疑問だよ。



「でも仕事用でしょう?
その格好で良いの?」


流石にTシャツは止めて、サマーセーターだけど、プライベート紀永の格好で、仕事用のジェット機は……



「それは問題無いよ…
この格好で良く乗っているからね、流石に初めからスーツ姿は疲れるんだよ」


「まぁ‥確かにそうだけど…」


「着替えスペースくらいあるから、フライト中に着替えれば問題無し…
今回は着替えも要らないがね」


そりゃ完全にプライベートだもん…
そう思って、ぁたしもラフな格好のままだし‥あっ、荷物は先に遠藤さんに渡したよ、一応1泊2日の予定だからね。


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