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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第15章 憩いと1つの願い
(今日は色々思い出す…
日本で身近な場所だから?)
夜学に駅に海を見下ろせる丘…
全部18才のぁたしの歩いた道。
海外留学をしようと思ったのもこの頃、あれから3年近く‥夢叶えたんだよねぁたし……
(もう1つの夢は叶うのかな?)
ぁたし自身の力で紀永の隣を歩く事・・
これは、まだ先が長そう…
かなり頑張ったけど、まだまだ追い付けるとは思わない、米国でそう実感した。
桜にも言ったけど、ぁたしに紀永みたいな度胸は無い…
近い事は出来るよ、Little Witchで随分鍛えられたし‥‥だけど紀永のような、誰も予想が付かない事なんて考えられないし、実行も出来ない。
「・・・
何を考えているんだい?」
写真‥撮り終わったんだ。
「なんだろ…
・・まだまだかなぁって…」
「・・・
そこまで焦らなくても良いのではないかい?」
「焦るというより、遅れた分を取り返そうと必死だったんだけどな?」
「追い越しただろう?
普通の大学生以上に、経験も実績も遥かに上だよ美紀は…」
「・・目標が大き過ぎるのかな?
‥‥ね、紀永??」
「・・・私?
学歴で言えば美紀の方が上、私は付属高から短大だったんだよ」
「紀永が短大??」
もっと有名大学卒業かと思っていたのに意外。
「既に仕事をしていたからね、手早く卒業出来る短大選択…
しかも単位ギリギリ卒業の類で、成績もそこそこと学業的には平均並」
「凄く意外…
でも仕事していたんだよね?
社会に出るのが早い分、私が負けてるし……」
確か16才から、早乙女の子会社で仕事って言ってた…
ぁたしより5年も早い社会人、これだけでも実務経験で負ける。
「その分、米国で培っただろう?」
「普通に社会人して、役に立つのかな?
営業志望じゃないもの」
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