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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第15章 憩いと1つの願い



「考え方の差‥
あの場所でもプログラミングに活かされる物はなかったかい?
例えて言えば、どういうニーズがあり、どの水準を求めているか…
営業じゃ無くても外部受注の仕事で、相手の希望にどう応えるか、そのラインが分かりやすくなったのではないかな?」


「あっ‥そうか‥‥」


経済と言ってもIT関連は関わる‥情報化社会だもん…
紀永は、それすらも参考にしろと‥やっぱり紀永の見る目には適いそうに無い。



「・・此処まで来て堅い話もね…
人も多いし、少し移動しよう」


「うん・・・」


人混みとは言わないけど、シーズン真っ盛りで満遍なく人は居る…
紀永‥落ち着かなかったのかな?


車に乗って、今度こそ空港かと思ったら、人気の無い場所で停車した?


??
なんで??



「・・・
此処からでも海が見える・・・」


「紀永?」


「ん?」


「どうしてこんな場所に??」


「私の‥気分かな?
少しくらい休みを満喫しようかと思って‥ね」


「?
満喫‥‥って‥‥んっ!?」


いきなり腕を掴まれたと思ったら、少し引き寄せられての急なキス・・



「・・・・・あっ‥」


「だから、ゆっくり美紀とこうして‥‥‥‥」


「きっ‥紀永っ!?」


多分ぁたし驚いた顔をしてると思う。



「意外に照れる・・」


「そうじゃなくて、此処外・・・」


屋敷以外で、紀永がこういう行動に出るのは、物凄く珍しい…
親子という間柄上、外では極力普通にしていたから。



「車の中だし人も居ない…
こういうのは嫌い?」


「・・・
嫌いじゃ‥‥ない‥」


「そう・・・」


一言そうと言って、また唇が重なる・・


やっぱり紀永とのキスは好き、ぁたしをちゃんと見てくれる、ぁたしも紀永を感じたい……


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