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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第15章 憩いと1つの願い



「んっ・・・紀‥‥永・・・」


「・・・はぁ‥‥ん・・・」


激しく舌が絡む…
ぁたしも夢中になる‥紀永の激しくても甘いキスに・・・



「はぁ‥ちゅっ‥‥」


車の中に響くのは、2人のキスの水音だけ…
それくらいお互い夢中にキスし合ってる・・止まらない・・・



「・・・
はぁ‥‥くすっ‥少し煽り過ぎたかな?」


「んっ!!」


耳元で!


くすぐったいし、それに掛かる息が…
これだけで感じちゃうぁたし‥‥紀永には何をされても感じてしまう。



「・・紀永‥激しい‥‥」


「まあ‥‥
あまり美紀に触れられないからね…
続き‥飛行機の中で‥‥‥どう?」


「・・・・・っ!?」


えっ?えぇー!?


その‥飛行機の中って…フライト中!?


耳元で甘く囁かれて、ぁたしはもうパニック寸前…
だって飛行機の中‥人が居るでしょう!!



「・・・ぷっ‥
多少本気だったんだけど?
機内はパイロット2人だから、客室には緊急時以外入って来ない」


「・・・
もしもって言葉が無いの紀永??」


「今まで一度もそんな事は無いよ…
パイロットも一線級を確保しているし、今日の天候だと不測の事態は起こりにくいが……」


「それでもっ!!」


「つれないね・・
仕方無い鹿児島まで我慢しておくよ…
ただし、着いたら覚悟は良いかい??」


「・・・・・うっ」


完全にその気だよ紀永は…
だけど、ぁたしだって‥‥‥



「困らせたかな?
ともかく空港に向かおうか……」


「・・・・・うん」


ちょっと名残惜しそうにぁたしから離れて、紀永はまた運転し出す…


紀永の事欲しいよぁたしも…
でも、今回ぁたしは目的がある、それも一度きりの願い。


だから、中途半端な事はしたくなかった。


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