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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第15章 憩いと1つの願い



・・・・・
流石個人所有、ぁたしの予想を超えた豪華さ…
国内から出る事は無いんだけど、仮眠用のベッドルームまで完備。


これだもの、紀永が機内でって言うよ…


その他にも、遠藤さん用に端末付きの個室も完備、メインはファーストクラス並のシートが4つ、つまりこの広さで4人定員。


車と言い、こういう時の紀永の趣味は分かりにくい。



「・・フライト時間はだいたい1時半…
何か飲むかい、遠藤が先に置いて行っている筈だからね」


「アイスコーヒーかな?」


「そう言うと思ったよ」


客室は2人きりなので、飲み物は自分達で…
とは言っても、シートの側に備えてあって、直ぐ取れる。



「はい、たまにはコーヒー以外にした方が良いのでは?」


「ありがとう…
だけどアイスコーヒー以外思い付かない……」


流石に此処では缶コーヒー、今日は縁があるみたい…
そういう紀永もコーヒー選択だけど。



「一時期のココア以外、アイスコーヒーしか見た事が無い」


「朝とかは、ちゃんと牛乳やスムージーくらい飲んでるよ?
ただこう動いている時は、アイスコーヒーが一番頭がはっきりするの」


フライト中で空の上…
此処まで高度が上がると、空しか見る物が無い、移動手段としたら一番早いのだけど、米国じゃ毎回だから流石に飽きてる‥なんて言えないよ。



「まあ、個人の好みだからね…」


「うん」


どうやら紀永も同じらしく、持ち込んだタブレット端末を眺めてる…
ぁたしのは‥‥‥



「・・・・・あった」


先にいっていた荷物の中から、ぁたしのタブレット端末を取り出し…
確認するのは米国の方。



(流石に何も入れて来ないね)


1件だけ入って来たのは、本当に急だった…
後は約束通り、仕事は全く入っていない。


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