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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第15章 憩いと1つの願い



(せっかくの休みなのに…)


暇潰しが仕事の‥って、少し悲しいかも…
でも、ずっと暇無くやって来たから、これが当たり前になってるし……



「・・・
何‥見ているんだい?」


「え?
次のレポートの資料…
紀永は??」


「チャットかな?
たまに覗いてるのだが…」


「へっ?
紀永が!?」


嘘!?


てっきり仕事関係だと思っていたよ・・・



「私だとて、たまにはあるよ…
かなり年齢は低くしているが……」


「・・・・・マジか」


あっ、不味いまた…


でもそれくらい紀永のチャットは驚き…
ぁたしでさえ最近はやって無いもん。



「・・・・・」


覗いて見れば、本当に若者向けの通信サイト、オマケ的に言えば、紀永しっかり若者言葉使ってるし、これじゃ年齢は分かりにくい。



「この年齢層のニーズは難解だから、こうして直接入っているのだが‥やっぱり意外?」


「・・・・・凄く」


ぁたしの方が言葉が無い…
何事も実戦主義だよね紀永は……


じゃ、ぁたしが高年齢層のチャットにお邪魔したらどうなるんだろう?



(・・凄く難しそう‥)


ぁたしには無理だわこれ‥絶対会話に付いていけない。



「楽しいけどね…
この年齢に戻ったようで‥‥だが今日のところは此処までかな?
美紀の方は??」


「私?
ただの資料読みだから別に…
今やらなきゃならない訳じゃ無いし……」


「・・どれどれ‥‥」


ああ‥
タブレット取られた、一応機密扱いなんだけど、紀永なら人には言わないよね??



「流石に専門だ…」


「まあ‥
政府内だし、かなり細かい…
もう!今日はいいの!!」


ツンっとタブレットの電源を押して‥消しちゃったよぁたし…
あまり経済コンサルタントの方、紀永に見られたく無いのかなぁたしは??


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