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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第15章 憩いと1つの願い
「おや?
見たら駄目だったかな??」
「機密扱いだよあれ」
そうは言ったけど、なんでぁたしは見せたく無いんだろう?
ぁたし自身も良く分からない??
「仕方無い…
面白そうだったのに…」
「私はこれが仕事なんだけど……」
そうか‥仕事だから…
せっかくの休日に、紀永に仕事の話はあまりしたくなかったのかも・・
「やっぱり、休みだから仕事から離れたいかな?
ほら、米国だと勉強と仕事漬けだしね」
「それもそうだ…
私も、こういう休みは何時ぶりだろう…
ここ数年は無かったとは思うよ」
「じゃ、前に別荘に行ったのは?」
「どれくらい前だったか…
たまたま仕事の関係で、離島に行ったついでだったんだよ、売りに出されてた別荘を見付けたのは……
あの場所が一目で気に入って、直ぐに売買契約をし、別荘自体は建て替えて、行ったのは1度か2度‥‥そんなものかな?」
「随分前の話?」
「まだ会長になる前だね…
遠藤でさえ初めてじゃないか?
あの頃は葉山だった筈」
「そんなに前・・」
遠藤さんでさえと言う事は、少なくとも5年以上は前の話。
「連絡は入れているし、事前に業者を入れて多少のリフォームは行っているから…
普段は管理会社に任せっ放しだかね」
「今回の為にわざわざ?」
「基本的に私1人だと思っていたから、部屋数が少ないと言うか、あまり物も置いていなかったんでね…
この際だから大幅改装にしてみた‥‥そんな使って無く管理だけ任せている別荘なら沢山ある、先代から継いだ分もあるから、かなり多いのだよこれが……」
「・・・・・はぁ‥」
流石・・
早乙女会長は伊達じゃ無いよ…
この言い分だと、本当にとんでもない数がありそう‥ぁたしは全部知らない方が良いと思うのは何故・・・・・
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