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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第15章 憩いと1つの願い



まあ‥これは後で知る事になるんだけど、それはずっと後の話。


今はただ、紀永が気に入ったと言う場所を楽しみたい‥純粋に・・・





こういう話をしていると、1時間半なんて結構簡単に過ぎてしまう。


離島って言っても、滑走路くらいはあるらしく、直で降りてそこからまた車移動。


今度は目立つ事の無い普通車で、やっぱり運転は紀永…
と言うより、ぁたしはこの離島の地理が分からない。



「観光もあるが、のどかな場所だよ…
鹿児島と言っても沖縄に近い方だから、気候も良い」


「そう言えば湿度が低いよね、暑いけどカラッとした暑さだから、逆に過ごしやすいのかも…」


「そうだね、内陸の湿度の高い暑さとは別なのは確かだよ」


「暑いのは暑いけど…
ボストンからだと、とんでもなく暑く感じるし……」


向こうは北だから、夏でもかなり過ごしやすい
やっぱり一番キツいのは、早乙女邸がある内陸部。


連日の35℃超えに加え湿度が‥こうジメっとした嫌な暑さ…
でも此処は湿度が低いから、同じ暑さでも嫌とは思わない暑さかな。



「別荘は海側で木々も生い茂っているから、多少は過ごしやすいとは思うがね…
室内は空調はしっかりしているし…」


「エアコンにばかり頼ってたら、外に出れなくなるよ…
私は海に入りたいもの」


日本エアコン世代…
これで体調を崩す人も多数居る、だからぁたしは何時も最低限の空調しか入れてない‥勿論ボストンでの話ね。



「・・・
紀永‥あれ??」


「ああ…」


木々の中、厳重な門がある…
予想の範囲だけど、セキュリティー対策は完璧みたい。


紀永が門を開けて‥と言ってもカード式の自動開閉のよう…
車は門を通り抜けて、更に奥へと進む。


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