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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第15章 憩いと1つの願い
少し鬱蒼とした南の木々を抜けると・・・
「・・・
うわぁ--!!」
開けた景色は、エメラルドグリーンの海に白い砂浜!
凄く綺麗!!
「良いだろう?
南国特有の海と砂浜…
プライベートビーチだから砂浜も綺麗で、こっちから直接海に下りる事も出来る」
此処、砂浜から見れば少し高台になってるけど、平屋建ての別荘から砂浜へと続く道がある…
それも凄く近いよこれ。
「紀永が一目で気に入ったっての‥分かる‥‥」
「でしょう?
建物はともかく、木々を抜けて直ぐ見れる、この海の景色気に入ったんだよ」
「うん、凄いね…
こんな綺麗な海は初めて……」
手間の別棟を通り過ぎて、車はぁたし達が泊まる別荘に到着。
これも白を基調とした外壁、そして窓が大きく多い感じ…
こういう時の紀永って、感性が画家杉田季永なんだよね、だから選び上手い。
「・・行くよ?」
「あっ、うんっ!」
木目調の扉を開けて別荘の中へ…
入り口の少し広いエントランスを抜けると……
「・・・
海が丸見え・・・」
広いリビングダイニング、そして一面ガラスから見えるエメラルドグリーンの海…
高低差を利用して、窓いっぱいに海が見えるようになってる。
「本当に夏の海・・」
「美紀の好みだよね…
だから、この場所にした」
「うん、大好き……」
夏の空に青い海、そして白い砂浜…
ぁたしが17才の頃に描いていた絵そのもの。
「他の部屋も見て良い?」
「いくらでも…」
鞄を置いて、早速別荘探検!
部屋数は多くは無いけど、やっぱり海に面したメインベッドルーム、客用のベッドルームが1つ、そして…
「・・へっ?
畳の部屋!?」
6畳程の琉球畳の部屋だよ…
「畳‥好きだよね、だからリフォームの時にこの部屋を追加したんだよ」
「うん、そりゃ日本人だから畳は好き…
でも1部屋作っちゃうなんて……」
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