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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第15章 憩いと1つの願い
「畳でゴロゴロも悪くないかと思ってね…
ほら、屋敷の美紀の部屋の畳、密かに皆に人気があるよね?」
「まぁ‥居れば誰かがお茶とか持って来るかな?」
そう、早乙女邸唯一のぁたしの部屋の畳スペースは、みんなの憩いの場所となっている時が…
お陰で、秘書さん達とか、従業員さん達とかと仲良くなれたのよね‥畳の不思議ってやつ。
そういうぁたしも……
「うーん!
凄い久々・・・」
ちょこっと畳の上にお座り、馴染むなぁこの感覚。
ずっと米国だったし、こっちに来ても畳スペースで寛ぐ暇すら無かったもん…
約1年半ぶりの畳だよ。
「・・確かに落ち着くね」
紀永まで、畳の上でコロンと寝転がっちゃった、何だか変な感じ・・
こんな紀永は殆ど見ない…
屋敷に畳が無いのもあるけど、ソファーとかでゴロゴロしてるってのも無い、そこはきっちりしてる。
「・・ぷっ…
やっぱり畳はゴロゴロしたいもん」
ぁたしも紀永の隣に転がって‥‥ちょっとだけくっ付いても良いかな??
「ん?
・・美紀‥鹿児島に着いたら覚悟してって言わなかったかな?」
「へっ?
きゃっ!!」
両腕を掴まれ、紀永はぁたしの上・・・
「・・最後までする気は無いが‥‥触れるくらいは構わないだろう?」
「んっっ・・・」
紀永の唇が耳元から首筋に‥そう思ったら、また耳元に戻って来る。
「これだけで堪らないという顔する…
随分やらしくなったね‥美紀は・・・」
「なっ‥!?」
耳元でそんな囁きはズルいよ!
相変わらず紀永って、どうしてこんな言葉が簡単に出て来るんだろう?
毎回ぁたしの方が完全に負ける…
うんん、これで勝てる人居るの??
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