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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第15章 憩いと1つの願い



少々時間を置いて、私と美紀は水着姿で砂浜へと下りて来た。


晴天だけあって、夕方近くの砂浜でも気温は高い、海中温度も高めだろう。


そんな中で、美紀の姿はオレンジ色に近いアジアンテイストのパレオに、薄い透けるようなパーカーを1枚羽織っている。



(・・・
やはり背中の傷痕を隠す為・・)


パレオだけだと、上は普通のブラタイプなので背中は隠れない…
だから海用のパーカー‥プライベートビーチなのだから、気にしなくても良いのに……



「海の水が透明!」


少し‥足下くらいまで海に入り、両手を大きく広げて景色と海を楽しんでいるよう。


私の方は、そんな美紀を見ながら、砂浜に敷いたシートで寛ぎ中…
何時ものスポーツ用の水着にTシャツ‥あまり海に入る格好でも無いが……



(・・こんなのも‥良いね・・・)


夏の日差しを浴びながら、時間を気にする事無くのんびりと寛ぐ…
この海と砂浜を美紀に見せたいというのはあったが、こういう完全な休日は、私に取っても久しぶりの事。


普段は仕事1本なので、たまには良い…
気楽で自由な頃に戻った気分だ・・・・・








やっぱり綺麗!!


見渡す限り青い空と青い海、地平線の境目が分からないくらい…
それに海の水が気持ち良いし、サラサラの白い砂浜を歩くのが楽しい。



「・・あれ?
紀永は??」


ふと、振り返って見ると、紀永は砂浜で気持ち良そうに眠っているみたい。



(さっきはびっくりしたけど‥‥)


まさか本当に有言実行するとは、ぁたしだって思わなかった…
それもぁたしだけ……


指だけで簡単に翻弄されて、イカされてしまった…
紀永に掛かったら、ぁたしの身体は直ぐ反応してしまう‥‥それはやっぱり紀永だからだとは思う‥うん。


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