この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第15章 憩いと1つの願い
でも1人だけって‥ちょっと嫌かも…
遠藤さんが来たらと思ったら、それは不味いとは思うけど、やっぱり紀永と2人が良い‥ずっとそうして来たから。
(遠藤さんって言われて、焦ったぁたしもぁたしだけどね・・・)
もしかしたらと思ったら、気持ちが焦ったのは確か…
でも、冷静になってみれば、ちゃんと紀永も一緒に気持ち良くなる方法はあったんじゃないかな?
(・・・
だけどそれは・・・)
選択肢として、ぁたしが紀永のモノを口で・・・
米国で‥オリバーさんとの事で失敗してから、あまりそっちの方向に気が向かない…
あれは、全面的にぁたしが悪かった事、だからだと思う。
(約束通りの南の島に来てるのに……)
考えるのは、此処数ヶ月の失敗の事ばかり…
オリバーさんの事と言い、船上パーティーの事と言い、最近のぁたしは失敗だらけ。
勿論、意図してやっている訳じゃ無いよ、そんなつもりも無い‥絶対に!
だけど結果論的に言えば‥‥‥
米国で捕まってみたり、オリバーさんを知らず煽ったり、パーティーで動揺して大騒動になったりと、失敗の連続‥繰り返し。
(ぁたし‥‥何か間違ったかなぁ?)
何処までも青い空を見て、少しだけ思いに耽る・・
ぁたし自身は目標に向かって全力疾走、それくらいしないと今の状態まで持ち込めなかったもん。
その中で、ぁたしは何か見落としをしたのだろうか?
本当に眠っているみたいな紀永を見て、やっぱり思っちゃう。
ぁたしは紀永程完璧じゃ無い、逆に紀永に助けて貰ってばかり‥‥18才の頃からずっと‥‥‥
(これで大人になったって言えるのかな?
ずっと紀永の庇護の下、ぁたしは・・・)
21才にもなって、独立出来ていないのは情け無くない?
桜を見て、余計に強くそう思ったのかも。
ぁたし個人の力で歩くには、どうしたら良い?
・