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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第15章 憩いと1つの願い



「遠藤さんも、こういう事出来るんだね」


「子供の頃は家族でキャンプとか行きましたから、手伝いくらいはされられています」


「そっか…
普通そうだよね……」


遠藤さんがセッティングしている近くに座って、ぁたしは思わずポツリ・・


普通、家族でキャンプとかってあるよ…
ぁたしの方が特殊、倉原の方で不仲だったのと、養父貢が忙しくて、あまりキャンプとか旅行って無かったのが原因。



「美紀様はあまり?」


「・・・
うん、キャンプは一度も無い…
旅行も‥‥1~2回かな?
それも本当に小さい頃の話だし、16才から‥ああだったから、こういう事には縁が無かったの」


「それは‥
聞いてすみません‥‥」


「うんん…
悪いのは私だって分かっているし、遠藤さんは知ってるからね」


そう…
18才の時に、ぁたしは紀永を一度拒絶した、その頃に遠藤さんは何度か倉原家に来ている。


多分話は聞いている筈、だからじゃないけど、今だから言える事だってあると思うよ?



「・・最近倉原氏とは?」


「留学中に何度か電話はした…
意外に普通に話したよ、私もびっくりするくらい……」


「そうですか…
米国留学と聞いて、倉原氏も不安そうに見えましたから」


「遠藤さん‥会ったの?」


倉原父と??



「本社で数回話はしました、倉原氏はシステム課部長ですし、会う事が多いので…
たまたま倉原氏が喫煙スペースに居る時に、何度かですかね」


「やっぱり煙草止められ無いんだ…
ヘビースモーカーだもん、あれだけ家で言われてるのに……」


止める気が無い倉原父の喫煙…
家で倉原母が禁煙と怒っていたっけ‥懐かしいなぁ……


うんん、懐かしいと思えるようになったんだぁたし。


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