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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第4章 MITの秀才
泣く泣くキャンパス内を車で移動、流石に3ヶ月もうしっかり車には馴れた。
ぐるっと大回りで経済学部へ…
向こうに人だかり、どうやら結果が出たみたい。
「えっと…
って‥えっ!?」
飛び級合格者が、testの成績順に乗せられてるけど、ぁたしの名前が一番上・・・
「うそぉー!?」
まさかのトップ通過…
流石にぁたしも驚いた、まさかのトップだもん。
落ちるんじゃないかと思っていただけに、これは驚き以外言葉にならない。
「・・と‥言う事は……」
1単位‥つまり1年分の単位免除、次は2年目の講義から…
これは米国国内全て有効らしいから、MITに行っても2年目からのスタートって事になる。
驚き半分、嬉しさ半分…
でも、飛び級出来たのは確か。
「・・夢に‥一歩近付いたかな??」
この調子で、今月のSATtestも合格出来れば、ぁたしの夢はもっと近付く。
経済学部で合格書を貰い、本当に飛び級出来たんだと実感。
周りも、特別学生が飛び級に合格したのを、驚きを隠せない顔で見ているし…
そりゃ、横から入って来て、合格かっさらって行ったら、複雑な顔になるよ。
ちょっと、居たたまれない気持ちで、早々に経済学部を退散。
SATtestが近付いている今、もうハーバードの経済学部には来る事は無いと思う。
「もう少しなんだよね、向こう合格しなきゃ、これの意味も無くなっちゃう」
もし、MITに落ちたら、素直に東大に行くと紀永と約束してる…
リチャード博士がハーバードにって言ってくれているけど、ぁたしは紀永との約束を守るつもり。
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