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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第5章 困った(?)私生活



コンピューター学の論文を正式に発表した事で、漸く少しだけ余裕が出来た。


こっちの論文も世界誌に掲載され、反響様々になり企業からの勧誘も更に激化。


そこでMIT側から、もしもの為のボディーガードと、事務職から企業の勧誘の管理にサポートを1人付けてくれた、ぁたし的にもビックリしたけど。


でもサポートスタッフのお陰で、直接的な勧誘が無くなり、こうして余裕が出来たのも確か、そこは大学に感謝してる。



"カタカタカタカタカタ"



今日も早めに終わったんで、ペントハウスでパソコンを立ち上げ、始めたのはあの紀永のプログラムの続き。



「うーん…
やっぱり気に入らないなぁ…」


夜学時代に作った部分、やっぱり今見ると甘い、いっそのこと、基本を残し全部作り直した方が良いのでは?


最近は、そっちの選択肢の方が良いような気がしている、米国に来て色々と学んで考えも変わったみたい。



「・・・
うん、考えるんなら、やり直そ……」


思ったら後は簡単、基本以外はデリートを掛けて、紀永から貰った状態まで戻してしまった‥どうしても新たに入れたいのがあるから。


あのコンピューター学の論文、一応可能性として書いて出してはいるけど、本当はもう殆ど確立出来ている、それをこれに入れてみたい、そう思ったから変える事に……



「さぁ‥新たに頑張ろ!」


キーボードに手を掛ける、日本に居た頃よりは構築も打ち込みも早くなっているし、卒業までには終わるかな??



「絶対に驚かせるんだから・・」


今ぁたしが考えているプログラムなら、紀永のこのプログラムに対応出来る…
迷っていた場所も複数展開出来るし、基本が良すぎるこれに、今なら何とかなるんじゃないかって自信も出来た。


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