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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第2章 東大合格‥したけれど?



「これでも多少は、世界に名を知られているのだがね」

「・・・
国際的プログラマーですから会長は…」

「そうとも言うが…」


グループ全体の管理プログラム…
それを全て構築した頃には、世界に名を知られるようになっていた。


元々、IT関連が主力の会社だ…
私自身が子供の頃から、S級プログラマーとして教育を受けたのもこのせい。



「お陰で、米国に多少の繋がりがあるがね…
私の名で手配すれば、米国でも不自由は無いだろう」

「宜しいのですか、会長の名で…」

「ああ‥構わない…
留学に当たり、倉原から早乙女に籍を移す、これが美紀が出した条件だ」


『その代わり、ちゃんと早乙女の方に籍を移すから‥紀永もそう望んでいたでしょう?』


東大の方は、夜学からになるので倉原のまま、そこから早乙女に籍を移し渡米する。


この美紀からの提示で、私は頷いた…
早乙女美紀として‥私の娘としてなら、私は最大限のサポートをしてやれる、親子なのだから。



「そう言う事ですか…
では、そのように全て手配します」

「ああ…
私の方は、まだやる事はあるが……」

「???」

「推薦書だ…
1枚は、家庭教師をしてくれた、あの東大教授で十分だろう…
残りの1枚‥ハーバードの博士に知り合いが居る、そっちから貰う事が出来ないかと思ってね、勿論美紀の実力次第になるとは思う」


渡米したら、初めに私の知るハーバード大学の博士に、美紀を預けようと思う。


それで、推薦書を取れるかは美紀本人の問題…
私は取れると踏んではいる。


1年家庭教師を受け持って、教授は言った…
修士‥いや私のような教授より、実力を秘めている‥と……



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