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義兄棒
第4章 暴風

メリメリッと音がしたように美紗子には思えた。
腰の真ん中を鉛の棒で一気につきこまれたような感触。
子宮を中心に体の中で何かが爆発したように美紗子は全身を打ち震わせた。
肉の穴が押し広げられ、頭のてっぺんまで杭で貫かれるような感覚。
それはそれまでに経験したどんな衝撃よりも激烈で蠱惑的なものだった。
「キャンッ!」
子犬のような甲高い声が美紗子の口から漏れだす。
何かに捕まらなければ体が何処かに消えていってしまいそうだ。
美紗子は夢中で義兄の身体にしがみついた。
入れられてしまった。
犯されてしまった。
そんな思考を引き剥がすように強烈な快感が美紗子を襲う。
離れなければ、逃げなければという理性の声に逆らうように腕は義兄の背中に回され、美しく伸びた脚は
義兄の腰に絡みついていく…。
最初の衝撃が引き潮のように引いていくのと入れ替わるようにジワリ、ジワリと別の感触が美紗子の中に
生まれ始めた。
むず痒いようなさざ波のような快感。
例えるならば強い痒みがあるが掻くことができないときのあの感覚。
美紗子は焦れた。
掻いて欲しかった。
肉穴を塞ぐ太い幹で掻きむしって欲しかった。
しかし、何を思うのか一撃を送り込んだ後の義兄は死んだように動かないのだ。
1秒。また1秒。
時間の経過とともにジワジワとした感触は美紗子を焼いた。
ピクリとも動かない肉棒がなぜか凶悪な快楽をリズミカルに送り込んでくる。
私は狂ってしまう。
美紗子はそう思った。
このまま放置されたら狂ってしまう。
義兄に嘆願したかった。
お義兄さん、動かしてください。
あなたオチンチンを動かして美紗子をいかせてください…。
しかし夫相手にも口にしたことにない言葉を言えるはずもない。
混乱した頭の中で美紗子は我知らず腰を艶かしくうねらせていく。
「ああん」
わずかに動きがたまらないほど気持ちよかった。
もっと動けたら…。
もっと激しく動かしてもらえたら…。
久しく忘れていた肉の悦びが美紗子をさらに熱く焼き炙る。
その熱とともにわずかに残った妻としての貞操も倫理観も今バターのように溶けようとしていた。
腰の真ん中を鉛の棒で一気につきこまれたような感触。
子宮を中心に体の中で何かが爆発したように美紗子は全身を打ち震わせた。
肉の穴が押し広げられ、頭のてっぺんまで杭で貫かれるような感覚。
それはそれまでに経験したどんな衝撃よりも激烈で蠱惑的なものだった。
「キャンッ!」
子犬のような甲高い声が美紗子の口から漏れだす。
何かに捕まらなければ体が何処かに消えていってしまいそうだ。
美紗子は夢中で義兄の身体にしがみついた。
入れられてしまった。
犯されてしまった。
そんな思考を引き剥がすように強烈な快感が美紗子を襲う。
離れなければ、逃げなければという理性の声に逆らうように腕は義兄の背中に回され、美しく伸びた脚は
義兄の腰に絡みついていく…。
最初の衝撃が引き潮のように引いていくのと入れ替わるようにジワリ、ジワリと別の感触が美紗子の中に
生まれ始めた。
むず痒いようなさざ波のような快感。
例えるならば強い痒みがあるが掻くことができないときのあの感覚。
美紗子は焦れた。
掻いて欲しかった。
肉穴を塞ぐ太い幹で掻きむしって欲しかった。
しかし、何を思うのか一撃を送り込んだ後の義兄は死んだように動かないのだ。
1秒。また1秒。
時間の経過とともにジワジワとした感触は美紗子を焼いた。
ピクリとも動かない肉棒がなぜか凶悪な快楽をリズミカルに送り込んでくる。
私は狂ってしまう。
美紗子はそう思った。
このまま放置されたら狂ってしまう。
義兄に嘆願したかった。
お義兄さん、動かしてください。
あなたオチンチンを動かして美紗子をいかせてください…。
しかし夫相手にも口にしたことにない言葉を言えるはずもない。
混乱した頭の中で美紗子は我知らず腰を艶かしくうねらせていく。
「ああん」
わずかに動きがたまらないほど気持ちよかった。
もっと動けたら…。
もっと激しく動かしてもらえたら…。
久しく忘れていた肉の悦びが美紗子をさらに熱く焼き炙る。
その熱とともにわずかに残った妻としての貞操も倫理観も今バターのように溶けようとしていた。

