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【寝取られ】喰われる彼女 亜紀
第6章 【寝取られ】喰われる彼女 亜紀(6)
「牧原さんも初めてですか?」
「いや、俺はもう5,6回は来てるかなぁ。」
「えーそんなに、いいなぁ。じゃあ色々詳しいんですか?」
「うん、それなりにね。よかったら俺が良い所案内してあげようか?」
2人は随分と楽しそうに話していた。
亜紀は終始笑顔を牧原に向けている。
そうだよな。
話し掛けられたら誰に対しても笑顔で応える、それが亜紀なんだ。
そして俺は初めて会ったとき、その亜紀の笑顔に恋をしたんだ。
「どこか美味しいお店とかありますか?スイーツのお店とか。」
「スイーツかぁ、俺はあんまり甘い物はなぁ。」
「あ、そっか、男の人はあんまりそういうの食べないですよね。」
「そうだねぇ。あ~でも、そういえば美味しいパンケーキ屋なら知ってるよ。」
「わぁ本当ですかぁ!私パンケーキ大好きなんです!」
「俺甘い物苦手なんだけど、その店のだけは美味しくて完食しちゃったんだよね。友達も皆絶賛してたし。」
「え~いいなぁ。私も食べてみたいなぁ。」
「それなら俺達レンタカー借りる予定だからさ、良かったら連れてってあげるよ。直樹とも相談してみな。」
「え~いいんですかぁ?嬉しい!じゃあ直樹に聞いてみます!」
俺は少しイライラしながら席の方へ近づいていった。
亜紀、その笑顔を牧原なんかに向けないでくれ。
俺は明らかに亜紀と2人で楽しそうに話をする牧原に嫉妬していた。