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【寝取られ】喰われる彼女 亜紀
第11章 【寝取られ】喰われる彼女 亜紀(11)
そして俺達はさっそく海へ行く事に。
亜紀はそのままの格好で行くのはまだ恥ずかしいみたいで、ビキニの上からTシャツを着て行った。
南国の太陽が病み上がりの俺の身体に染みる。
コテージのすぐ近くに海があって助かった。この近さなら休憩するのにすぐに帰ってくる事ができる。
海にはそれ程人が多くなくて、これなら思う存分海を満喫できそうだ。
「わぁ!やっぱりここの海って本当に綺麗だね。早く泳ぎたーい!」
「よし、じゃあとりあえず2人で入ってみようか。これだけ青い海で泳ぐのってどんな感じなんだろうね?」
「そうだよね、こんなのテレビでしか見た事ないもん。」
海を目の前にして気持ちが高まる俺と亜紀。
しかし、そこでタイミングを見計らったようにアイツらがやってきた。
「亜紀ちゃーん!」
牧原だ。篠田と坂本もいる。
亜紀はその声に気付き牧原達の方を見る。
その瞬間、亜紀の表情がぱっと明るくなったのを俺は見逃さなかった。
亜紀は牧原達が来て嬉しいんだな……。
昨日牧原達と遊んで楽しそうにしてたもんな……。
「あれ?なんで直樹いるの?お前身体大丈夫なの?」
牧原は来て早々に俺の顔を見てそう聞いてきた。
なんでいるの?じゃねぇだろ。いちいち癇に障る聞き方してきやがって。
亜紀の彼氏である俺が亜紀の横にいたらおかしいか?
でも一応お礼は言わないと。
「お陰さまで、良くなったよ。昨日は病院まで連れて行ってくれてありがとう。」
「おお、良かったなぁ!まぁ旅行中ずっとベッドの中にいたんじゃ可哀想だもんな!ハハッ!」
笑いながら俺の肩をバンバン叩く牧原。
痛ぇなぁ……。
「亜紀ちゃん達もこれからだろ?俺達バナナボートとか予約してあるからさ、後で一緒に乗る?」
「わぁ、バナナボート!乗りたいです乗りたいです!私バナナボート乗ってみたかったんです!」
「ハハッ!じゃあ後で一緒に乗ろう。」
嬉しそうに牧原達の誘いに乗る亜紀。
やっぱりこうなっちゃうのか……本当は2人だけで楽しみたかったのに……。
でも牧原達には昨日助けてもらった事もあるし、俺の方から断る訳にもいかない。
そして結局、俺達はこの5人のメンバーで海水浴をする事になってしまった。