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【寝取られ】喰われる彼女 亜紀
第13章 【寝取られ】喰われる彼女 亜紀(13)
「そっか、いやぁ亜紀ちゃんは優しいなぁ。分かった!じゃあ俺達が持ち帰りで買ってきてあげるよ!」
「え、でもそこまでして貰ったらなんだか悪いような……さっきは直樹の飲み物や氷も買ってきてもらって、昨日も色々してもらったし……」
「いいよいいよ、そんなの気にしないで。あそこのハンバーガー本当に美味しいからさ!亜紀ちゃんには絶対食べてもらいたいんだよ。」
「そんなに美味しいんだぁ……じゃあ、お願いしようかな。あ、でもお金は払いますから。」
「いいよそんなの、俺達が食べてもらいたいだけだし。ちょっと待っててよ、すぐ買って帰ってくるからさ!」
そう言って牧原達は部屋を出て行った。
しかしその後、2人だけになった静かな部屋で亜紀は俺がもう寝ていると思ったのか、口から小さな声でこう漏らした。
「あ~ぁ、もう……嫌になっちゃうなぁ……」
重い言葉だった。
胸にグサッときた。
たぶん、俺が聞いていないと思って亜紀は本音を漏らしてしまったのだと思う。
これだけ優しい亜紀でも、さすがにもう俺との付き合いに嫌気がさし始めているんだ。
俺はショックで布団から顔を出すことすらできなかった。
それからしばらくして牧原達が帰ってきた。