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【寝取られ】喰われる彼女 亜紀
第15章 【寝取られ】喰われる彼女 亜紀(15)
「じゃあ直樹に行っていいか聞いてみれば?」
「そうですね、聞いてみます。」
行ってしまえばいいじゃないか。
俺の事なんて気にせずに。
「直樹、ちょっといい?」
再び部屋に入ってきた亜紀が、俺の肩をトントンと触って聞いてきた。
俺は今目が覚めたように「ん~?」と演技をして目を薄っすら開ける。
「身体の調子どう?少しは良くなった?」
「……少しはね……でもまだ寝てないとダメかな。たぶん明日の朝くらいまではちゃんと寝てないと。また悪化したら大変だし。」
「そっか、うん、じゃあ寝てなきゃだね。……あの……それで今日の夜のレストランの事なんだけど、直樹お腹の調子まだ悪い?」
「レストラン?あ~そっか、ステーキだったっけ?さすがにまだ無理かな、ごめん。」
「ううん、私は別にいいんだけど、じゃあキャンセルしちゃってもいい?」
「うん、ごめん、頼むよ。」
俺は亜紀が次に何を言い出すのか分かっていたから、会話はテンポ良く進んでいってしまう。
「……そ、それでね直樹、牧原さん達が……」
「行ってきなよ。」
「え?」
「俺はしばらく寝たいし、牧原達が亜紀をどこか食事に連れて行ってくれるなら、そうしてくれる方が俺も良いからさ。行ってきなよ。」
俺は投げやりだった。
どうせ亜紀は俺といるより牧原達とワイワイやってる方が楽しいんだろ?