この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
資料室の恋人
第3章 出さないメール


土曜日の昼下がり、日和は携帯電話の画面を見ながら悩んでいた。

今までしていた勉強を中断し、ベッドの上にごろりとうつ伏せに寝ると、またアドレスの確認をした。

「…………」

宛先に入れられたアドレスは、昨日教えてもらった佐倉のものだ。
気軽にメールしてよと言われたが、昨日のお詫びくらいしておいた方が良いいのだろうか。佐倉は気にしなくていいと言っていたが、日和がいつ来ていいように資料室を開けて待ってくれていた。すみませんもありがとうございますも言えていない。
しかし休日にメールしたら迷惑かもしれない。

そんな事を延々と考えている。

「……やめよ」

宛先だけ入れたメールを削除して、画面を閉じた。
仰向けになって天井をぼんやり眺めていると、窓からそよそよと風が入ってくる。

気分転換でもしようと、日和はコンビニへ行くことにした。

/117ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ