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立ち会うことになったが俺の役目は特になかった。
第1章 薔薇屋敷。
「……旦那さんは」
「お仕事です。呼ばなくていいと葵様が。」
 黒髪の執事が代わりに答えた。
 うまれてからでいいという。
「グロイのとか苦手なひとだから……に、痛がってるとこ見せたくない、し……ふぅっ」
葵は陣痛がきつくなってきたのか喘ぎ始める。
「葵様、次は浣腸を」
執事が手際よく容器を取ってきた。
「……ん」
葵は、四つん這いになる。
大きくなった腹が苦しそうだ。
執事が葵の尻を優しく拡げ、浣腸器を差し込んだ。出産時に漏らさないよう出させるためのものだからかなりの量がある。
「……うっ……くぅ」
葵は必死に耐えて受け入れ、出すまいと尻を上げた。
そのまま三分ほどすぎ、脂汗を浮かべた葵の尻の下におまるが置かれる。
「アッ……ああっ」
 葵は一気に排泄した。
 その処理を終えると、あとはいよいよ出産に向けての支度になる。
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