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短編集!クリスマス!クリスマス
第4章 写性
それから、三人で出かけ、飾りを探す。電飾は白い小さな灯りを選ぶ。
色はいらない、私の世界は白から始まったのだ。

三人の世界も白から自分たちの色を作っていけばいいのだから…

他の飾りも通常の1セットだけ…

ジョンは大きさに合わせてもっと飾ろうというが、ボブはニヤニヤしながらそれでいいと言った。

「あ、こんなに沢山種類があるのね。」

屋敷のツリーに飾っていたチョコ入りのオーナメントを見つける。

「「どうしたの?Sae」」

「お父様がいつも用意してくれたオーナメントがあったから…」

「へぇ、これ、ここの店のオリジナルだよ?」

「え?そうなの?」

「daddyはここから輸入してたんだね。」

「そうなんだ。」

単なる偶然かもしれないが小さい頃から親しんできたもので、遠く離れたこの地とお屋敷が繋がっていたことに感動した。

「Sae〜どれにする?」

「これを毎年揃えていったら、そのうち沢山になるね。」

「そうね。」

「三人の記録だ。」

家のツリーを思い出す。
クマ、天使、女の子、キャンドル、ベル、リボン…
毎年毎年、12月になるとチョコの中から何が出てくるか楽しみで、チョコをお父様と半分こしたのを…
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