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隠しごと
第2章 屈辱
「くそっ…アッ…離せっ…ん」
腰も太ももも、小さく震えていて。
自分の体がやばくなってきているのが分かる。
早く逃げたい。
「何で?自分ここ、こうされるの好きそうやん。
俺がせっかくしてやってんねんから素直になりぃや」
弧を描いたその唇は妙に濡れていて、ペロリと膨らみ始めた突起を嘗められた。
その瞬間、あり得ないくらいの快感が沸き上がった。
「ぁっ…ァ!ヒッ…ン!」
のけ反る体を追いかけるように、彼は再度舌を這わせた。そして、同時に片側の頂を指で刺激され、腰が小さく跳ねた。
「んぁっ!は、ぁっ…んんっ」
胸を刺激されているだけなのに腰にまで、熱が伝染する。
「自分、エロいなぁ。溜まっとんの?こんなちょっと触っただけで」
クスクスと言いながら、小さな乳首をぐにぐにと揉まれ、腰が何度も小さく震えた。
「いやだぁ…そこ、揉むなァっ…おかしく、なるっ…ぅ…!」
逃げたい。
逃げたいのに。
俺の手は跳ね除けるどころか、その腕にすがりつくみたいになっている。
そんなまさか、本当に胸だけで快楽に溺れつつあるというのか。
「井上くんさ、女より感じてへん?本当に毎日自分でしてたりして」
少し興奮したような声で、美しい獣がそう囁く。その間も、指は胸の突起をずっと刺激し続けていて。
俺はひっきりなしに鳴き続ける。