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隠しごと
第1章 呟き

学校が終わって、いつも通りの時間に家に戻った。
アパートの鍵を開け、電気をつける。
男の独り暮らしはたいていこんなもんか、カップ麺の散乱した隙間に荷物を置き、生活スペースのあるベッドに腰掛ける。
途中で買ってきたコンビニ弁当の袋を開けながら、デスクトップのパソコンに電源を入れた。
ブゥゥンと音をたてて起動していく。
甘い卵を頬張りながら、自分のページへ
【RYU:ただいま!今日も疲れた(汗
学校の先生マジ鬼畜ww】
呟いてすぐ、俺は思い出して鞄を探る。
今日隆に貸してもらったエロ本(しかし二次元)
片手間にパラパラめくりつつ、かなり過激なシーンに下半身が疼いた。
パソコン画面にうつるタイムライン。
【→の天使:^^お帰り!大丈夫やった?】
【RYU:大丈夫大丈夫wwあっそういやなんか相談あったんだよな?】
【→の天使:(´`)うん…ちょっとここやと言いにくいから、DM送ってかまへん?】
【RYU:おk】
カタカタと打って椅子を引いた。風呂場と一緒になってるトイレで用を足して、手を洗う。
残りのご飯をかきこみながら片手にあの本。
「うわエロ…触手萌え…」
紙の中の可愛いポニーテールの女の子は、現実じゃありえない人外に体をまさぐられている。
『ヤ…やらぁぁぁ!ダメェ!ィ…ンあぁ!』
グチャグチャと音をたてながら、その赤黒い物体は彼女のたわやかな膨らみを揉みしだく。その頂は痛いくらいに突っ張って熟れていた。グリグリとこねくりまわされ、下から垂れた液体が。足をつたう。
下着からのぞく薄い茂みに触手が頬擦り、入り口を探す。
「ハァ…ァ…」
そろりとズボンに伸ばした手は、画面にうつるメールの到着音によって止められた。

