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サキュバスちゃんの純情《長編》
第6章 花火と火花
「ごめ、痛かった?」
「違うよ。逆。今、どこ触ったかわかる?」
「え? え? ……クリ、トリス?」
「うん、そう。ちょっと、気持ち良かっただけだから」
キスをして、胸を揉んで、割れ目に指を這わせて……そんなぎこちない愛撫でさえ、私の体を高めていく。
「指、根元まで全部挿れてみる?」
「痛く、ないのか?」
「健吾くん、自分のモノ見てから心配してくれる?」
明らかに指のほうが細くて短いでしょうが!
納得したのか、健吾くんの中指がゆっくり挿入ってくる。私のほうは十分濡れているようだ。
「中、ヌルヌル。あったかい……あ、今、締めた?」
「ん、わかった?」
「わかった。でも、中、狭くないか? 本当に挿入るのか、これ」
だから、挿入るんだってば。
凶悪な大きさの相馬さんのものだって、ローションを使えば何とか挿入るんだから。
心配しすぎ。
「試してみる?」
「ため……っ!?」
明らかに動揺した健吾くん。試すどころか、今から挿れるんだけど。