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サキュバスちゃんの純情《長編》
第6章 花火と火花
イッたあともしばらく繋がり、キスをする。健吾くんはだいぶキスが気に入ったようだ。
「キス、好き?」
「好き。あかりとなら何時間でもできる」
「唇腫れちゃうよ」
腫れてもいい、いやよくないよ、と笑い合ったあと、健吾くんが柔らかくなった陰茎を抜く。
ティッシュで後処理をして、抱き合ってベッドに倒れ込む。
「俺、セックス好きかも」
「将来有望だね」
「あかりとのセックスがいい」
私の視線に気づいて、健吾くんは苦笑する。そして、言い直す。
「今は、あかりとのセックスがいい」
「彼女、作っていいんだよ?」
「まぁ、いつか、だな」
私は彼女ではない。セフレ。セックスをするだけのオトモダチ。
「あかり、ごめん」
「何が?」
「翔吾となら、その……イケるんだろ? 俺、頑張るから。あかりをイカせられるよう、頑張るから」
私自身はオーガズムを感じるか感じないかは関係ないんだけどなぁ。ただ、精液が欲しいだけであって。