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サキュバスちゃんの純情《長編》
第6章 花火と火花
「っあぁ」
「奥に当たってる……痛い?」
「だいじょぶ、我慢でき――っんん!」
その体勢でキスは難しいっ!
健吾くんが上体を倒そうとしたのを、私が足で押し止める。不満そうな視線を寄越す彼に、「体、そんなに柔らかくないから!」と苦笑する。
「キスしながらイキたい」
「じゃあ、足下ろす?」
「でも、奥にも出したい。これ、奥に当たってるだろ? 気持ちいい」
無理なものは無理です、と伝えると、健吾くんは不服そうに腰を強く押しつけてくる。亀頭が子宮口を抉るような強さに、悲鳴が上がる。
「ストップ! 健吾くん、ダメ! 痛い!」
「痛い?」
「痛い。奥は気持ちいいけど、当たりすぎると痛いから」
「……」
「優しく、ね?」
「……わかった」
わからないことだらけだな、と小さく健吾くんは呟いて、緩やかに腰を動かす。
足をそのままにするということは、奥で出すことは諦めなかったみたいだ。