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サキュバスちゃんの純情《長編》
第6章 花火と火花
「痛いのは、どれくらいなら我慢できる?」
「十数秒なら、何とか」
「じゃあ、速く出すから、イッてもいい?」
「イキたい?」
「結構、限界、だな」
その割には余裕そうな表情なんだけどなぁ。そう見えないだけなのだろうか。
手を伸ばして、頬に触れる。健吾くんが目を細めて、手のひらにキスをしてくれる。柔らかな唇の感触。じわり、熱が上がる。
「健吾」
「あかり?」
「……奥に、欲しい」
息を呑む音すら聞こえる距離で、一番奥深くで繋がって。
もっと満ち足りたいと、願う。
健吾くんが体重をかけながら、私の表情を気にしながら、甘い痛みの伴う抽挿を開始する。
ぐちゅぐちゅとはしたない音が聞こえるたび、羞恥心が煽られる。刺激を歓迎している襞が肉棒を締めつけ、健吾くんの射精を促す。
深く繋がっているのだと、その痛みすらも刻み込むように、健吾くんが激しく腰を打ちつけてくる。
「んっ、ん、あっ、っ」
「……あかり、イク」
健吾くんが顔をしかめた瞬間に、甘やかな痛みとともに最奥で熱が弾けた。
出された精液を搾り取ると、それを吐き出すたびに健吾くんの体がふるりと震える。何度も、何度も。