この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
サキュバスちゃんの純情《長編》
第6章 花火と火花

 ずるりと足を滑らせると、右足だけソファから落ちてしまう。気にせず、健吾くんの名前を呼ぶ。

「健吾」
「ん?」
「キスして」

 笑顔の健吾くんが上体を倒し、唇が触れる。健吾くんの体は汗びっしょりで、唇も熱い。涼を求めるように、健吾くんは私の体に密着してくる。

「あかりの体、冷たくて気持ちいい」
「ん、ありがと」
「冬は……一緒に寝たら寒そうだけど」
「そう、だね」

 冬は暖を求めて騎乗位が多くなるのだけど、健吾くんには言わない。それはまた冬になってからの話だ。

「ブラウス、汗ついた? 着替えはあるから気にしないで」
「……何着買ったの?」
「三? 四? 少ない?」
「多い! せめて二着までにして! しなさい!」
「えー」

 不服を訴えても、無駄。今後は受取拒否だ。ほんと、翔吾くんも健吾くんもプレゼント魔で困る。

 中で急速に小さく萎えていく肉棒に苦笑して、シャワーを浴びたらさっさと帰ろうと決意する。
 脱童貞を達成したセフレは、きっとまたすぐに会いたいと言ってくるに違いない。今週分の精液の確保はできた。今日の食事はこれでおしまいだ。

 ……なんて決意したのに、シャワーを浴びている最中に健吾くんにまた挿れられてしまうのだけど。

 童貞も精液も、ご馳走様でした。

/581ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ