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サキュバスちゃんの純情《長編》
第7章 傷にキス

「っ、ん」
「乳首、弱いよね、あかりちゃん。ちょっと刺激するだけですぐ濡れてくる」

 ケントくんの両手が胸を揉み、頂きを摘む。くりくりと捏ねられると、確かに下腹部が疼く。

「締めないで、あかりちゃん。また出るよ」
「やだ……っ!」
「そんなに出して欲しいの? しょうがないなぁ」

 ぐるり、視界が回転した。目の前には枕。そして、手錠に繋がれた両手。中に、ケントくんは挿入ったままだ。

「バックもいいよね。犯してるって感じで」
「やだ……イヤだっ!」
「拒まないで、あかりちゃん」

 腰を少し上げさせられる。角度が変わり、ぐちゅと音が鳴る。
 愛液じゃない。たぶん、本当に、精液だ。

「も、やだ……っ!」
「いっぱい注いであげる。あかりちゃんの中を、僕で満たしてあげるよ」
「やめて、ケントくん!」
「やめない。孕むまで、ずっと出してあげる」

 なんで? どうして?
 深く挿れられていた肉棒が一気に引き抜かれ、再度突き立てられ、奥深くに到達する。
 深く強い抽挿の、全身が粟立つほどの気持ち良さに、ただ甘い声が漏れる。

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